
近年、様々な形で副業が存在します。
フリマアプリを使ったせどりや、ECサイトでの販売など、いろんな副業がありますよね。
しかし、この副業に目をつけて、詐欺を行っている犯罪者も近年では増加しています。
また、詐欺の手口も近年ではSNSを利用した勧誘などを行われており、特に副業初心者をターゲットに詐欺が横行しています。
今回の記事では、副業初心者を狙うSNSのコンサル詐欺師の見分け方や対策を解説していこうと思います。
副業初心者の方や、詐欺の手口を知っておきたい方はぜひ参考にしてみてください!
副業コンサル詐欺とは?

そもそも副業コンサル詐欺とはどのようなものなのか?
簡単に言うと「物販などの副業にまつわる情報を使った詐欺」が副業コンサル詐欺です。
情報を扱った詐欺というのは副業に関してだけではなく、株や投資のほか、ギャンブルにまつわる詐欺なども存在します。中でも副業に関する詐欺は近年フリマアプリなどでのせどり等の副業の流行もあり、急激に増加しています。
そして、詐欺の勧誘などを行える最適のツールとしてツイッターなどのSNSが利用されており、副業を行っている多くの方が詐欺の被害に遭っています。
副業コンサル詐欺師の巧妙な手口を解説!
はたして副業コンサル詐欺師はどのような手口を使って詐欺を行っているのでしょうか?
前述したように近年のコンサル詐欺ではSNSを利用してターゲットにコンタクトを図ってくることが多いです。
物販の副業を行っている方の多くは、SNSで販売している商品の宣伝も行うことから必然的にSNSを運用している方が多く、これは詐欺師からすれば「獲物がうじゃうじゃいる状態」となっています。
そこから例えばツイッターであればDM(ダイレクトメッセージ)などからターゲットに接触し、副業での稼ぎ方であったり、SNSのフォロワーの増やし方についての塾の勧誘や情報商材、マンツーマンの指導などの勧誘を行い、契約させようとしてきます。
勧誘の内容に惹かれていざ契約してみると、教材や指導の内容がインターネットで調べれば誰でも知ることができるようなものであったり、まったくためにならないような内容のものだったというのが一連の詐欺の手口となっています。
SNSに蔓延るコンサル詐欺師の見分け方
SNSを利用して接触を図ってくる悪質な詐欺師ですが、どうすれば自衛ができるのでしょうか?自衛の方法を紹介していきます
相手を調べてみる
いきなりDMが送られてきて、どこか怪しい雰囲気を少しでも感じたらまずは相手のことを調べてみましょう。調べてみる内容としては相手の名前・フォロワー・投稿の内容の3つを見てみることをおすすめします。
相手の名前
相手の名前をSNSやグーグルなどの検索エンジンで調べてみると、被害に遭った方が「〇〇という人は詐欺師」といった形で、実際に被害に遭った方が警告を流してくれている場合があるので、名前を調べるのは有効です。
フォロワー
フォロワーについては、相手をフォローしているアカウントに目を向けてみましょう。
一見相手のフォロワーは多いようでも、実はフォロワーは業者によって増やすことが可能だからです。その場合だとフォローしているアカウントの殆どは、アイコンなどの設定もされていないいわゆる「捨て垢」である事が多いので、フォロワーの確認もしてみましょう。
投稿の内容
投稿の内容も、相手の本性を見破るのにはとても役立つ判断材料になりえます。おすすめの判断方法として画像つきの投稿を確認してみることです。
例えば「稼いだお金でブランド品を買いました!」といった形でそのブランド品の画像が付随している投稿があるとします。その投稿された画像をグーグルの画像検索などで検索してみて全く同じ画像を投稿している方が一人でもいた場合はほぼ詐欺師と断定できます。
投稿されている画像以外にも、アイコンなどで使用されている画像なども、勝手に流用している画像である場合も多いので、気になる箇所はどんどん調べていきましょう。
少しでも不審と思った場合
最後に、紹介した上記の項目を調べるまでもなく、少しでも不審な点があったり、怪しいと直感で感じた場合は即ブロックやSNSの報告機能を使うことをおすすめします。
あまり詐欺が上手じゃない詐欺師であれば、アカウントの見た目だけでもすぐに見破れるので、調べる時間すら惜しいと思う方は、上記の手段で自衛するのも一つの手段です。
また、仮に契約を決意した場合も、相手とのメッセージのやり取りのスクリーンショットを残しておいたり、電話の録音などを取っておくことだけでも、万が一の際に事が有利に進めることができるのでおすすめです。
もしコンサル詐欺に遭ってしまったら?

実際にコンサル詐欺の被害に遭った場合はどうすれば良いのでしょうか?
消費生活センター等の相談窓口を利用する
まずどうすればいいかわからないという方は消費生活センター(188)への相談がおすすめです。詐欺に遭った場合の対処法からアドバイスまで様々な相談に載ってくれますので、迷ったらまず消費生活センターに連絡してみましょう。
他にも警察に相談ができる警察相談ダイヤル(#9110)もありますので、警察に相談したい方はこちらの窓口もおすすめです。
法律事務所への相談
上記の相談窓口に相談したものの、一人では解決の見込みがない場合や、相談窓口から弁護士などの力を借りることを推奨された場合は、法律事務所への相談がおすすめです。
法律のプロフェッショナルと言える弁護士の力はとても強く、必ず解決まで導いてくれるので、最終手段として考慮しておくと良いです。
近年では相談を無料でしてくれる法律事務所なども増えており、費用に関しても相談次第では安くなる場合もあるので、迷っている方もまずは相談してみることを推奨します。
まとめ

今回はSNSでのコンサル詐欺師について解説していきました。
SNSを巧妙に利用した詐欺師は、副業初心者の心理に溶け込んだ勧誘を行ってきます。
SNSに詳しくない方からすれば、突然のDMに対して自宅にセールスマンが来たくらいの感覚に思えてしまうかもしれませんが、実際は自宅に犯罪者が来たくらいの感覚で覚えておきましょう。
しっかり対策さえできれば簡単に詐欺を食い止めることが可能なので、ぜひこの記事を参考に詐欺師対策を覚えて、安心して副業ができるようになりましょう!
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