こんにちは!
今回はトレーダーのウルフ村田の検証をします。彼女はネット広告やTV出演の影響もあるのか、どうやら知名度は高いようで株やトレードに関わっている人なら「この顔知ってる!」となると思います。
批判が多いことは前から知っていましたが、批判サイトも数多く、調べたら出るわ出るわ疑惑の総合商社(古いw)って感じでもはや「黒」なのは疑いの無いようなレベルでした。
悪評の原因を挙げれば株価操縦疑惑、高額商材、借金踏み倒して裁判、誰々とトラブルを起こした、反社とのつながりの噂、Twitterでの暴言&自由奔放すぎる発言など明らかにトラブルメーカーなのは明白です。
しかしながら、既存の記事をなぞらえたような検証記事を書いたところで「二番煎じ」感が否めないと考えましたので当記事ではウルフ村田がTwitterで買い煽る銘柄、通称「ウルフ銘柄」に主なフォーカスを当てて、その銘柄を勧めた理由、発言時期、テクニカル分析、財務、などの面から独自の見解を加えた検証、考察を主にした記事にしたいと思っています。
ウルフ村田のプロフィール

ウルフ村田は東京大学経済学部を卒業した後、日本長期信用銀行に入行。 銀行を退職した後は2年間だけキャバクラで働いたこともあり、自分で会社を設立するなどなかなか異色の経歴を持っています。 他にもTVや雑誌などのメディア出演歴も多数あり、「株で年2億円稼ぐ東大卒トレーダー」などの本も出版したことで知名度が上がったようです。 Twitterアカウントはフォロワーが95000人もいるのでかなり影響力はありますね。
煽り屋&株価操縦疑惑
ウルフ村田は自身の影響力、知名度を利用して、時々Twitterで「〇〇の株が上がりそうだ」というようなツイートをして特定の銘柄の購入を煽るような行為をしています。
やはり影響力があるのか「一時的に」株価は上がり、そのあと下がることが多いようです。そしていつしかウルフ村田が買い煽る銘柄は「ウルフ銘柄」と呼ばれるようになりました。
特定の銘柄を影響力を行使して売買を煽るような行為は買い煽り行為などにあたりますし、ウルフ村田の言う事を真に受けて株を購入して、そのあとの下落で損を出した人からの恨みも買っており、やはり評判は良くなく「煽り屋」じゃないのか?という悪評が立っています。
煽り屋とは?
株価の上下について情報を流すなどして、それを見た者にその銘柄を売買させて株価を操縦しようとする個人・グループ・企業のこと。 その情報は怪しいものも多く、目的も多岐にわたる。(大体は事前に買っておいて煽って株価が上昇したら売るパターンが主) ※『みんかぶ』から引用
『ウルフ銘柄』についてですが、私が把握できている範囲だけで7銘柄ありました。
ウルフ銘柄についてはニチダイ、アンジェス、サンバイオなどが暴落したという銘柄にまつわる疑惑が有名ですが、これについては他のサイトでも詳しく解説しているのでこの記事では敢えて取り上げません。
今回は他に特筆すべき3つの事例について詳しく解説していきます!
ウルフ銘柄① 【アジアゲート】
この企業は不動産販売とコンサル事業をしてる企業ですが、ウルフ村田は2021年の年末あたりから以下のようなツイートをしています。

このツイートをきっかけにまるでBotの様に「アジアゲート」を含む内容をツイートし、2022/3/18現在で20回以上はアジアゲートの事をツイートしてます。
【実際の動きは?】
ツイートしてから確かに1か月間は70円台から100円台まで上昇しましたが、その後は元の60~70円台まで下落をして下落トレンドになりつつあります。(黒丸部が初ツイート確認日)

【財務状況は?】
分析はこの書籍を参考にしました。

そしてこれがSBI証券で閲覧できる簡単な四季報のページです。

この情報だけで一概に判断できないですが、配当金が0なので余裕がある状況ではないことがわかります。また利益剰余金も財務CFもマイナスになっているので少なくともストックできている貯金は無く、企業活動の利益を社債の返還か借入金の返済(多分銀行から)に充ててる割合が多い状況かと思われます。
借金の額を意味する有利子負債の割合は参考書籍によれば純利益(最終的に残ったお金)の10倍までが良しとされるみたいですが、2021年までの決算では純利益がそもそもマイナスになっていますし、2022、2023年の予定はプラスになっていますが、あくまで企業側が大目に見積もった推測でしょうから大して参考にならないと思います。
少なくとも私が見る限りは財務状況は決して健全だとは言えません。
【今後の動きの予想】

ウルフ村田はアジアゲートが上昇している最中にこんなこともツイートしていますが、先述した財務分析結果と次に貼り付ける長期チャートを見る限り、順調に上がるとは思えません。

ウルフ銘柄② 【マーチャントバンカーズ】
この企業は賃貸不動産や国内外企業へ投資するマーチャントバンキング事業が柱。病院給食などの運営もしているらしいです。
この銘柄については2021/11/22に

とツイートしています。
【実際の動きは?】

大体この時期(黒丸部分)あたりを天井にして800円台から暴落して、2022年3月現在は300円台と低迷しており、回復をしていません。
【財務状況は?】
利益剰余金も大したことがありませんし、有利子負債は純利益に対して10倍までとアジアゲートでも解説しましたが、これを見る限りだと負債が多すぎます。しかも、最新の決算だと純利益がマイナスですね。
一応配当がありますが、これが0になるのは時間の問題かと思われます。

【今後の動きの予想】
いずれ長期チャートを見てもただの博打株にしか見えないので長期ホールドで上がるのは考えにくいですね。

ウルフ銘柄③ 【広済堂ホールディングス】
この銘柄は印刷業を祖業として、他に人材・葬祭事業の3事業を柱として経営している企業の銘柄です。子会社の東京博善は火葬場・式場併設の斎場を都内6カ所運営している企業です。
ウルフ村田は2021/8/25に

というようにツイートしています。
【実際の動きは?】
この結果は分かりやすいですね。黒丸部のツイート後に見事に上がっていますが、10月にかけて急激に下落しています。

ツイートを見てから早目に買っていれば多分損している人は少ないと思いますが、その後の急激な下落を見る限りだとウルフ村田がツイートで無理やり釣り上げただけでその後の株価の持続力が無い銘柄とも言えます。
なんだか人為的に作られた動きにも見えませんか?
【財務状況は?】
純利益は2020年まではマイナスでしたが、今期と2022年、2023年の予想はプラスになっています。
葬祭事業が業務の一つだし、子会社が火葬場運営をしているので人の不幸が商売になるのでしょうがないのですが、コロナの死者数増加が経営改善に関係していると思われます。来期以降の予想はコロナの長期化を見通しているのでしょうか?
有利子負債が若干多めなのは気になりますが、利益剰余金もそこそこある様なので先に紹介したアジアゲート、マーチャントバンカーズよりかはかなりまともな状況に見えます。

【今後の動きの予想】
この銘柄に関しては長期で見れば停滞してるわけではなく微妙に右肩上がりな移動平均線になっているので上昇の余地はあります。
とは言っても黒丸部分のウルフ村田のツイート後の急上昇⇒暴落の一連の動きは極端だと言えます。

問題点は!?
さて以上主に3つのウルフ銘柄の事例の分析と検証結果を紹介してみました。買うタイミングによってはウルフ村田のツイートを見て儲かった人もいますが、高値で買って大損した人もいてそれぞれの結果ですね。
この事例から見るに株を買った後に暴落して損した側、情報を発信したウルフ村田の双方に問題があると思います。
買う側の問題
ウルフ村田のツイートを見て株を買ったが結果的に損をした人はお気の毒だと思いますが、買う側にも問題があります。
例えばウルフ村田は推した銘柄が下がってる最中でも支持者を安心させるためなのか「〇〇円まで上がる」という発言をよくしてるみたいですが、「何故そんな具体的なことを自信を持って言えるのか?」という点に疑問を持たなければいけません。
またウルフ村田が推す銘柄はボロ株とまでは言いませんが、いわゆる「低位株」を推す事が多いような気がします。
低位株は株価が安い分将来性がある企業だと株価の伸びしろがあるのは確かですが、単に業績が低迷している銘柄でも該当しますのでその銘柄の事をよく調べないと燻ぶってばかりの将来性のない株を掴むことになります。
今回取り上げたウルフ銘柄の財務状況を簡単に調べましたが、お世辞にも財務的に健全と言い難い会社ばかりだなと言う印象です。もちろんそれだけで今後の株価を判断できるわけではないですが、そういう財務状況ということにはそれ相応の理由があるわけです。
それを考えると「長期でホールドしたところで上昇は期待できない」という判断に至るのが普通だと思います。
だけども銘柄の事をロクに調べないでウルフ村田の言う事だけを真に受けてホールドするも結果的にいつまでたっても上がらず含み損に。という人が多いような気がします。
ウルフ村田のツイートを参考に売買するとしたら短期売買なら別ですが、根拠のない将来性に想いを馳せて長期ホールドするにはあまりにリスクが高すぎます。
ウルフ村田はなんで逮捕されないの?
株の売買は自己責任ですが、ウルフ村田のような知名度も高く、影響力のある個人が特定の株式について「上がりそうですよ」とか「仕込んだ方が良いですよ」など購入を煽るような言い方も問題ですよね。
買い煽りや風説の流布等について弁護士が解説したサイトを調べましたが
「ツイッターで発言するだけの煽り行為は直接的には違反の成否に関係せず、相場操縦とはならないでしょう。ただ、他の投資家を取引に誘引する目的で、売り買い繁盛であると誤解させる取引をした場合は相場操縦の罪が成立する可能性があります」
との事でした。ウルフ村田のツイートを全部監視したわけではないのですが、私が把握した範囲だとグレーゾーンな感じですね。
ただなんだかスッキリしないというか、納得はしませんよね?
そのことに関連して青汁王子がYouTubeで推測している動画がありましたので紹介します。
要約するとあくまで『推測』ではあるが
①ウルフ村田は言うだけ言って実際は株の売買をしていない。
②誰かからお金をもらって特定の銘柄を買うように仕向けているのではないか?
との事でした。私はてっきりウルフ村田がTwitterで買い煽ってから高値で売り抜けることを目的としてると思っていましたが、こんな見方もあるという事ですね。
まぁいずれにしろ怪しい人間ですよね。事実かどうかは分からないですが、説得力のある説です。
ただしマーチャントバンカーズの事例もあるように、ツイート後まもなく暴落した銘柄もあるので『目論見』が外れた事例もあるようです。
いずれ限りなく胡散臭いやり方なのには違いありません。
まとめ

以上がウルフ村田の検証結果となります。今回はウルフ村田が勧めたウルフ銘柄をメインに解説しましたが、今回取り上げた事例では特徴として
・低位株が多い
・上がったとしても株価を維持する力は弱く、その後下落している
・現在の水準で見れば株価が停滞している
という特徴が見えました。
法的にはグレーだとしてもウルフ村田のような買い煽りとも取れる行為はいずれ感心できるような行為ではありません。
ちなみにウルフ村田は情報商材も手がけています。
その一つに月間ウルフというオンラインやメルマガなどでお勧め銘柄の紹介や相場解説などをしているサービスを販売していますが、価格が月/21000円と高額です。

この商材にお金を払うべきかどうか。私ならまず払おうとは全く思いませんし、興味もありません。
また今回取り上げた事例に登場する銘柄の業務内容や財務状況を見る限り、特に考えがあってというよりは適当に勧めているとしか思えないですし、どういう時間軸で勧めているのか?短期なのか、長期なのか?が全く見えてこないです。
株を買う方も人の言う事を鵜呑みにせず、この銘柄を買って売却するまでの出口戦略を考える必要が有るし、長期ホールドなら最低限の財務分析をやるべきだと思いますね。
お読みいただきましてありがとうございました!
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