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【経済アナリスト】塚澤健二はインチキか?書籍の読者目線から検証!

こんにちは!今回は経済アナリストで塚澤健二さん(以下塚澤氏)についての検証記事を書いていきたいと思います。

具体的な活動としては金融・経済関係の書籍の発行や投資判断のための有料セミナーや有料経済レポートの発行を行っています。

今回検証しようと思ったきっかけですが、塚澤氏の出版した書籍を1冊だけ読んだことがあり、その内容に少々気になる点や不審な点があったからです。

ただ今回詳しく検証しようにも他の金融・経済系の著名人と比較して、知名度が低い為なのか評価サイトでしっかり読めるまともな作りなものはたったの1サイトしかないという現状です。

まもる
まもる

調査の結果、オススメできません。

塚澤健二さんとは?

塚澤健二さんのYouTube

youtubeチャンネルも一応あるのですが登録者は800人台しかおらず、しかも更新は1年前で途切れています。

なので評判を知る手掛かりは塚澤氏の出版した書籍のレビュー情報からがメインとなりました。

こちらの方はなかなか充実した情報量でしたのでその情報と私が塚澤氏の書籍を実際購入して読んだ感想を合わせて、塚澤氏の発信している情報は果たして信頼性があるのか否か独自の視点で検証をしていきます!

まずは彼の経歴です。※引用元 塚澤健二オフィシャルサイトから一部抜粋

株式会社T-Model.i代表取締役。理系出身経済アナリスト。
社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。
北海道大学工学部卒業後、理系出身アナリスト第1号として、日興リサーチセンター、ジャーデンフレミング証券、JPモルガン証券で、23年間にわたりファンダメンタルアナリストとして活躍。
07年10月に独立し、独自の予測モデル「T-Model」「T2」による経済分析の的確さ、未来予測の的中率の高さで人気を集めている。
公式ホームページでは会員向けに「今週のT2経済レポート」を配信。
インターネットラーニング「生活防衛の教室」は、500回を超えるロングセラー番組。

となっております。

証券アナリストは合格率は50%前後ですが、数学の高度な知識などの専門的な勉強が必要で一般的に見たら難易度は高いそうですのでかなり優秀な方だと思います。

それでは次から具体的な検証&解説をしていきたいと思っています。

塚澤氏の分析手法T-Modelについて

塚澤氏の経済分析の手法を語る上で外せないのが塚澤氏の分析方法の代名詞ともいえるT-model があります。

T-model の「T」は書籍によれば塚澤の頭文字の「T」の他にTime(時間)、Theoly(斬新な理論)、Truth(真実の探求)の頭文字から取ったTの意味も採用したそうです。

T-Modelとは具体的にどういったものかというと、例えばNYダウ平均株価指数と米企業債務残高データの組み合わせといったように一見何の関係もなさそうな指数やデータの数字の相関関係によって今後の経済や株価を予測する分析方法を基本としています。

T-Modelのパターンはそれだけではなく例えば次の項で紹介している著書「暴落はまだ終わっていない」では月1回の頻度で内閣府が発表する景気ウォッチャー調査の指標である先行きDIとTOPIX株価指数の組み合わせで日経平均の行く末を予想する分析モデルなども紹介しています。

私が購入した書籍はこの「暴落はまだ終わっていない」だけなのでT-Modelの全容は分からないのですが、他の書籍や有料の経済レポートでは他にも様々な経済指標、指数などのデータの組み合わせから経済や株価の行く末を予測するT-Modelのパターンが存在するようです。

【書籍を読んで感じた良い点】

塚澤氏は現在までに計8冊もの経済や金融関連の本を出版しており、私が実際購入したのは2020年8月に出版された一番新しい書籍で「暴落はまだ終わっていない!」というタイトルの本です。

★「暴落はまだ終わっていない!」が出版された背景

「コロナショック後の相場はまだ底ではなくこれからも暴落する。コロナショックはただの急落の調整にすぎない。」ということや「株価と実体経済は乖離している」というのをテーマにしており、さまざまな統計学的データの分析を基に今後の経済や相場を予想する内容となっています

実際に「暴落はまだ終わっていない!」を読んでみた感想の良い点としては経済や相場の分析と予想を行うために様々な指標を持ち出して多角的に詳しく分析されている内容でいろいろと新しい発見や見方ができるなと思ったことです。

またこの本で一貫して主張している事柄で(実体経済と株価の乖離)を掲げていますが、この点については私も同感であるため、考え方として参考になりました。

本書のさらに具体的な内容としては

・NYダウ平均株価指数と米企業債務残高からの米国の株価予測
・日米の失業率は連動傾向している事
・NYダウとFRB資産残高やNYダウと米国小売指数の関係からの株価予測
・長期と短期の金利差からの経済予測
・金、銀、銅などの金属市場価格のレシオと株価、金利の関係からみた経済予測
・ゴールドレシオとNYダウの乖離について

など全部上げるとキリが無いので一部を抜粋しましたが、こんな感じの内容です。

思いつきそうでなかなか思いつかない指標や指数の組み合わせで経済予測を行うという分析方法は発想としては斬新だなと感銘を受けたし、その目の付け所の鋭さから本書の内容についてある程度は有意義なものであると個人的には評価しています。

書籍を読んで感じた不審点など

さて前項では良い点を書きましたが、これはどうなのか?という不審点も浮かび上がってきました。
どんな点かというと

・T-Modelの精度が期待外れ 
・過去の書籍の内容が全て悲観論的
・オカルト要素とのつながり

の3点が挙げられます。

順に解説していきます!

T-Modelの精度が期待外れ

さて肝心のT-Model分析ですが、一番最初の項の【塚澤氏の分析手法T-Modelについて】で紹介した先行きDIとTOPIX株価指数の組み合わせで日経平均を予想するという分析について検証しました。

結論から言うとこのT-Modelのパターンに関しては残念ながら仮説通りの動きをしておらず、精度は低いという判断です。

※全てのT-Modelのパターンは把握も精査もしていないのであくまで先行DIとTOPIXから分析されたT-Modelの批判になります。

具体的な説明です。

このT-Modelは月1回の頻度で内閣府が発表する景気ウォッチャー調査の指標である先行きDI(関東-全国の移動平均)を10ヵ月ずらした値の推移とTOPIX株価指数が連動していると主張している分析モデルです。

グラフではグレー線がTOPIXでピンク線が先行きDI(関東-全国の移動平均)を10か月ずらした値です。

その説明だけだとちょっとわかりづらいですよね。

初見だとやや複雑なので意味を理解するのに時間を要しますが、先行きDI(関東-全国の移動平均)を10ヵ月先にずらした値の推移ということなので赤丸で囲った左端の19年7月の1.2というのが先行きDI(関東-全国)の2018年9月(つまり2019年7月の10ヵ月前)に発表された値を基に計算したデータ、20年4月の-1.62019年6月のデータ、20年11月の0.72020年1月のデータ、というように読み替えてください。

横の時間軸はリアルタイムなTOPIX株価の推移に合わせています。

今月が〇月だとしたらその10ヵ月前に発表されたデータを計算して、〇月の時間軸にあてはめたみたいな感じですね。つまり今月発表された先行きDIのデータからすれば10ヵ月先の時間軸にあてはめるという事ですので=未来予測という事になるわけですね。

整理すると塚澤氏は書籍の中で2020年4月に株価は底を付けて大きな反発をして2020年の11月に再びピークをつけて再び下落フェーズに入る。

と予想しています。

本が出版されたのが2020年8月ですのでこの時点では2020年の4月の予想は当たって2020年11月付近の株価は予想通り下落するか結果待ちの状態です。

実際の結果を検証してみます。

これは日経平均のコロナショック前から現在までの株価の週足チャートです。

コロナショックで2020年初めに株価は大暴落しましたが、アメリカ政府の金融緩和策で2020年の4月過ぎ(白丸部分)から株価は激的なV字回復を遂げているのでここの部分については確かにT-Modelの予想通り、株価は底打ちをしたという予想は当たりました。

しかし問題はその後の動きです。塚澤氏は2020年4月に株価は底を付けて大きな反発をして2020年の11月頃(オレンジ丸部分)に再びピークをつけて下落するとの主張なのですが、実際は2020年秋を過ぎても2021年を過ぎても株価は上昇していました。

特に2020年の秋頃はいわゆるワクチン相場でさらに上昇力を付けて上がっています。

なので本を見てからこれを信じて下がると思って空売りのポジションを愚直に仕込んで損切りしなかった人たちは損をしているという事になるのです。

仮に今記事を執筆している2022年の3月以降に暴落しても1年6か月ほどのタイムラグは誤差の範囲を超えているといえますね。

ですので2020年4月の株価の底の予想は単なる偶然でそうなっただけの可能性も残念ながらあるわけですね。

景気ウォッチャー調査について

ちなみに今回検証したT-model の材料となった景気ウォッチャー調査ですが、簡単に言えば景気の動向に詳しそうな様々な立場・業種の人に景気の「現状」と「先行き」についてどうお考えですか?と聞き取り調査をして点数化するもので地域別に調査を行い、まとめています。

景気ウォッチャー調査の結果は実際の景気動向と連動性が高いとも言われていますが、個人的には疑問に思います。

理由は人間に聞く以上はどうしてもその人の主観が入るからです。

なのでメディア報道の影響や世の中の雰囲気の影響を例えそれが真実ではないとしても調査の回答者が受けることも当然考えられるわけで、これがどこまで正確なものなのか?と思っているわけです。

過去の書籍の内容が全て悲観論的

最新刊「暴落はまだ終わっていない!」の他に塚澤氏はどんな本を出しているのか気になったので調べてみたらある共通点があることがわかりました。

まずは塚澤氏が過去に出版された書籍のラインナップを貼り付けてみます。数字は出版順です。

皆さんはこれを見てどうお感じでしょうか?

多分タイトルがネガティブだなとか不安を煽っているとか悲観論だけだなとかそんな感想を持った方がほとんどだと思います。

別に本のタイトルや内容は著者の自由ですし、本人しか知らない事ですが、塚澤氏が心底そう思って信念の基にこのタイトルを考えて世に出しているというのであれば、本のタイトルに文句を言うのは野暮な事です。

ただ不安商法と言ったら言い過ぎかもしれませんが、少々刺激的で目を引きそうなタイトルにした方が本を手に取ってもらえるのは心理的手法としてはありますし、実際そういう狙いがあるようなタイトルや内容の本は探せばいくらでもあります。

なので塚澤氏の書籍のラインナップを見てこれは狙ってやっているのでは?という勘繰りがどうしてもあるわけです。

というか仮に狙っているわけじゃなく著者の本心で考えられた内容だとしても「下げる」「暴落する」と下落のバイアスに憑りつかれた内容の本しか出していないと批判されても仕方がありません。

上がると言い続けるもしくは下がると言い続ければそりゃいつかはそうなります。

この派手な見た目で気を引く手法はyoutubeのサムネイルでも同じことが言えますし、投資系の本で言えば例えば「〇〇の堅実な資産運用術」という真面目なタイトルよりも「凄腕トレーダーが伝授する5年で1億円稼いだ楽勝投資術!!」という派手なタイトルの方が初心者は手に取りやすいのではと思います。

そんなタイトルがずらりと並んだ塚澤氏の書籍ですが、私が注目したのは一番最初に出版された【そして大恐慌が仕組まれる】という書籍です。

この書籍は2012年の初頭に出版されましたが、宣伝文として

2012年の世界経済は大変な危機を迎える。著者は2月~3月にアメリカで大胆な通貨問題が発生するのではないかと予測する。ただこれらは事前に協議された恐慌状態へのステップでもあると断じる。2011年を顧みてもギリシャに端をなすユーロ危機も、結局終息に向かいつつある。そうした中、右往左往する日本人、特に投資家に向けて、2012年の経済の行方を大胆に論じるのが本書である。

と説明しています。

そして次に挙げるのが月足の終値ラインで表示した2012年以降のドル円とダウ平均株価のチャートです。

見てわかる通り、2012年やそれ以降の近年では特に波乱らしい動きはありません。

ドル円では2012年3月から秋ごろまで82ドル台から77台に下落しておりますが、6%ほどの調整であり、大規模な通貨問題といえない状況でした。

それどころか2013年に入ってからはアベノミクスの影響を受けてさらに調子の良い状況になっています。

私はこの本を読んでないので具体的な内容は分かりませんから無責任なことを言えませんが、少なくとも本の宣伝文で訴えているような危機は起きてはいないという事ははっきり言えます。

オカルト要素とのつながり

これはどういう事かというと本書の冒頭で「私の市場予測は塚澤.comの個人会員の方々に情報提供を行っているほか、船井幸雄氏のグループ会社、船井本社グループ(本物研究所)(51コラボレーションズ)でインターネットラーニング(生活防衛の教室)を通してお伝えしています。」という記述がきっかけになります。

ここで出てきた船井幸雄という名前なのですが、本書を読んでいるといきなり何の脈絡も無く唐突に出てきますので塚澤氏とどういう経緯でつながりがあるのかが全くわかりません。

この時点でなんかおかしいなとは思ったのですが、とりあえず(本物研究所)と(51コラボレーションズ)のサイトにアクセスするとこんな感じのページにたどり着きました。

※本物研究所

※51コラボレーションズ

まぁなんというか、、、宗教というかオカルトっぽさを感じる作りです。正直経済と関係あるのか?このサイトを通す必要性は?と思ったのが率直な感想です。

人によってはこういうものに嫌悪感や抵抗感を感じると思うし、申し訳ないけど正直胡散臭さをどうしても感じてしまいます。

個人的にはオカルトとかスピリチュアルとかそういった分野にはもともと興味はあります。

中高生くらいの時は風水、手相の本を買ったり、パワーストーンを集めたりしましたし、今は心霊YouTuberのチャンネルを見たり、タロットの知識も多少あったりはします。

ただそれとこれとでは話は別で、、とりあえず言いたいのは本格的な経済、金融の本だと思って読んでたのにいきなりこのようなスピリチュアル・オカルトと関連がありそうなサイトを紹介されるとそういったものにへの興味の有無に関わらず流れ的には唐突なので「えっ?なんだこれは?」と読者に不信感を持たれて当然だと思うわけです。

船井幸雄さんについて

船井幸雄さん(以下船井氏)についてもう少し詳しく書いてみます。

船井氏は既にお亡くなりになっておりますが、Wikipediaを見ると経営コンサルタント、起業家、企業経営者。となっていますのでその関連で経済界の人物とつながりがあったのだと判断できます。

そういえば以前書いた朝倉慶さんの記事のプロフィールにも名前がありましたね。

船井氏は「カルト資本主義」という初版が1997年の古い本に名前が出ていた時があります。

本の内容はオカルトに傾倒する会社の経営者や企業について事例をまとめた本なのですが、船井氏は元々そういったスピリチュアルな分野にも造詣がある人だったのでオカルトビジネスのドンのような存在だとして取り扱われていました。

興味深いなと思ったのが、書籍のはしがきでの文章です。※一部を抜粋

「どうも最近、ビジネス書のコーナーに奇妙な本が増えてきているように思うんです。うまく言えないけど、経済や経営をテーマにしているようでその実、宗教書みたいな。」

と冒頭に書いており、当時(1997年近く)書店に並んでいたビジネスや経済関連の本のタイトルでこんなのがあったと紹介しています。

そのタイトルというのが

「超恐慌 800年に一度の大動乱があなたを襲う!!」
「未来へのヒント 二十一世紀、地球と人類はこうなる」
「日本崩落 この大不況は陰謀である」
「平成超没落へのカウントダウン」
「1995⇒2010 世界大恐慌 資本主義は爆発的に崩壊する」
「『悟り』の経営 超越瞑想が教える新経営リーダーの条件」

といったようになかなか過激だったりスピリチュアルなモノを連想させるタイトルのオンパレードですね。

調べてみたら、確かに出版されていました。

その時思ったのが、いつの時代でもこういった目を引くようなタイトルの書籍の方がウケるのかな?と思いました。

数十年も前の書籍な為にキャッチコピーの詳細な情報は少なかったのですが、「影の帝国」「世界新秩序」「世界覇権」「〇年周期の波乱」など嘘か本当かは別としていかにも陰謀論っぽいワードが並んでいるのも特徴でした。

世の中が不安定な時は新興宗教や陰謀論めいたものが流行るという説を聞いたことがありますが、上に挙げた書籍の出版は年代的にはバブル崩壊後の時期です。

たしかに911の時や東日本大震災の後にはこういった類の書籍やスピリチュアルめいた言説が流行ったのをインターネットやSNSで見たことはありますね。

話をまとめると、、金融や経済関連の分野を勉強していたり関わっていると、この世界の歴史は意図的に操作されている部分もあるのでは?という陰謀論めいた仮説を考えてしまう人も結構多いのではないかという事です。

実際私自身も日本に不利と言われているプラザ合意や「失われた20年」はアメリカの圧力でそうなったのでは?と今でも思いますし、陰謀論界隈でよく聞くディープステートなんてのも政府や金融絡みの言葉です。

プラザ合意当時の映像キャプチャ

なので以前記事で検証した神王TVさんが陰謀論に魅かれているように経営、金融、経済に関わる人と陰謀論やスピリチュアルな分野との親和性は意外に高いのでは?と今回の件を検証していて思ったところです。

特に今はリアルタイムでコロナ禍やロシアの件で世の中がカオスで不安定な状態だと思うのでまたこういったものが流行っているのかもしれませんね。

amazonの書籍レビューで書かれていた批判

さて、ここまでが塚澤氏のT-modelの概要と私自身が書籍の一つを読んでみて感じた感想が主になりましたが、ここからは他の読者は塚澤氏の書籍をどう評価しているのか?というレビュー情報になります。

そこでレビューをざっと見たところもちろん良い評価も多かったのですが、良くない評価として、、

・T-Model予想が当たらない
・内容が宗教、スピリチュアルっぽい

と私が感じたマイナス評価とほぼ同じ感想がレビューとしてありました。

詳しく解説していきます。

※引用元はAmazonでレビュー投稿を一部抜粋と編集しました。

◎レビュー対象書籍 「暴落はまだ終わっていない!」

暴落の予想は外れて暴落は起きず米株は史上最高を更新中。背景となる理論、グラフは参考になる。書籍とは内容がそれるが、T2経済レポートについても少し書いておく。
このレポートには毎週の市場予測が書かれていた。
自分が購読した期間の的中率は50回中、25回的中、25回外れ。的中率は50%程度。
半分は外れなので、これを参考にしての週ごとのトレードはできない。なので解約した。

◎レビュー対象書籍 「いま持っている株は手放しなさい!」

タイトルのインパクトとレビューが比較的高評価だったので買いましたが、干支と大相撲が経済に影響を与えるって話が出てきたあたりで読む気力を失いました。データを分析しているのでしょうが、最後はオカルト的に結論を出しているような感じが否めません。著者の信奉者向けの書籍の様に思います。

と一部紹介するとこんな感じですね。

2番目のレビューの干支と相撲が経済に影響を与えるという事なんですが、一体どういう事なのでしょうか?

逆に気になりますねw 目次と冒頭部分はAmazonのお試しで見れたのでチェックしましたが、相撲については横綱稀勢の里の引退が時代の節目みたいな方向で書いているようです。

そして気になったので調べてみたらそれについて話題にした記事や本人のフェイスブック投稿が見つかりましたので一部を抜粋して紹介します。

・千代の富士が君臨した1980年代は内需バブルに日本がわき、若貴フィーバーや曙、武蔵丸といったハワイ出身力士たちが火花を散らした1990年代は内需・アメリカ関連のボックス相場に相応した。

・2000年代に入り、朝青龍や白鵬というモンゴル出身の横綱が圧倒的な強さを示すと、モンゴルの隣国である中国関連相場が動いた。

・ブルガリア出身の大関・琴欧州が初めて優勝した2008年、1ドル1.60ユーロという史上最高の値を付けた。しかし、琴欧州が引退した2014年3月に引退すると、ユーロ/ドルは急落してしまう。

・横綱白鵬が引退するときが中国バブルの崩壊が明らかになるときだと考えている。

まぁこれくらいにしておきますが、、、いろいろツッコミどころが満載ですね。

まず中国とモンゴルは別の国です。それを隣国というだけで中国経済に結びつけるのはかなり強引ではないでしょうか?

千代の富士、曙、武蔵丸、琴欧州の件にしても申し訳ありませんが私はどれもこじつけにしか思えませんでした。

有料経済レポートとオンラインセミナーについて塚澤氏の公式ホームページで有料の商材について少し調べてみました。

有料経済レポートについては「独自開発されたT-Model T2分析」と銘打っているもので塚澤氏の経済分析レポートを月当たり11000円で販売しています。

お値段は書籍より高いのでより詳細な内容であることは間違いないと思います。

またオンラインセミナーもやっていますが、詳細がサイトをみても分かりづらかったので詳しく書けませんがオンラインセミナーの内容を音声収録したものをCDとして1枚10000円で販売していることがわかりました。

私個人としてはどちらも高いとは思いますし、【amazonの書籍レビューで書かれていた批判】で1番目に紹介したレビューのT2経済レポートについての評価を見る限りではお金を出してまで読むことはないとは無いという結論になります。

ただ会員となっている人は塚澤氏の経済分析の目の付け所や手腕に共感を受けてお金を出して情報を得ていると思われます。

塚澤氏は週一の頻度でブログのような形での経済情勢解説もしており、ぱっと見た感じでは至極まっとうな事を書いていますのでやはり経済アナリストだけあってそれなりの中身のある文章だなという印象です。

まとめ

以上が塚澤氏の分析手法や書籍の検証結果となりました!

やはり経済アナリストという経歴というだけあってファンダメンタルズな経済分析や金融市場の動きに対しての捉え方は多角的な感じがしますし、歴史観もあり、それも含めて世の中の動きを大局的に見ているという姿勢が書籍の文章表現からも伝わって来るのでその点はそこらの軽いノリの投資系YouTuberとは違って視野が広い考え方をされていると思います。

塚澤氏のセミナーに参加したり、有料レポートを読んでいる会員はそういう点を評価されているのかも知れませんね。

T-modelについては 前述の通り、先行きDI とTOPIX を用いたものについては結果的には適中していませんでした。

ただ着眼点や発想としては面白いと思っていますのでこうなるかもしれないなという方向性をあらかじめ知るためのデータとしては面白いと思います。

相場は不確実要素が極めて大きいものです。相場の行く末について時期的にこうなる!と当てるのはそれこそ「神のみぞ知る」という領域ですのでT-model についても百発百中などという完璧なシステムと過信するのではなく、こうなる可能性が高いという認識に留めるのが無難かと思われます。

統計学やデータ分析、収集を得意とされているようですので塚澤氏は生粋の学者、研究者タイプなんだろうなと思いますね。

以上の検証結果を踏まえて最後にレポートやセミナーなどの商材について個人的な見解を述べれば、、、。

トレードや投資をするタイミングとしてアテにするのはあまりオススメしない。

ですが、社会人、経営者の一人として塚澤氏の考え、理念に共感して経済や金融分野の深い所を勉強したいのであれば選択肢としてはアリ。

という事になります。

なので余計なお金を払って後悔する前に自分が何の目的で塚澤氏の情報を求めるのか今一度考える必要があるでしょう。

長文お読みいただいてありがとうございました。

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